JR九州による様々な農業分野への進出。ニラ(大分市)、甘夏(大分県臼杵市)、ミニトマト(熊本県玉名市)に続き、鶏卵事業への参入を発表

JR九州グループの農業生産法人「JR九州ファーム大分」の甘夏の栽培や熊本でのミニトマト生産など(詳細記事)、様々な農業分野に進出しているが、JR九州では新たな事業として、福岡県飯塚市で採卵のための養鶏事業に参入すると発表した。
 
 
同社は収益アップのため一昨年から農業への積極参入を進めており、ニラ(大分市)、甘夏(大分県臼杵市)、ミニトマト(熊本県玉名市)に続き、鶏卵は4品目となる。年間約250万個の卵を生産し、約9千万円の売り上げを見込んでいる。
 
 
飯塚市弥山でJRグループ会社が所有する土地約4千平方メートルを使い、鶏舎6棟を今年8月から建設。計画では、約9600羽のニワトリを飼育し、来年1月から卵の生産・出荷を始める。初年度の投資額は1億6千万円
 
 
事業にあたっては子会社「JR九州たまごファーム」を設立し、富山県高岡市の養鶏事業者で、栄養価の高い高品質卵で有名な「セイアグリーシステム」から技術指導を受ける。養鶏場が旧長崎街道の宿場町「内野宿」に近いことや、「わが家の卵」というイメージから、「うちのたまご」の商品名で、店頭販売に加え、インターネットを使った通信販売にも力を入れる。JR九州の唐池恒二社長は「今後も農業に多角的に取り組み、収益の柱にしていきたい」としている。<参考:産経新聞より>