アメリカでもカナダの国境に隣接する北部エリアでは、冬のシーズンは豪雪となり野菜の栽培が難しい。こうした地域でも周年生産を実現するために、太陽光利用型・植物工場に近い施設を建設したのが「C&S水耕ファーム」である。
水耕施設は「13 x 40 m」となっており、単なるパイプにビニールをかぶせた温室ハウスではなく、室内はコンピュータによってモニタリングされ、最適環境に自動制御されている。
資材は、米国では有名な「CropKing社」から購入した。水耕ファームにて栽培している品目は、レタスなどの葉野菜を主に、ケール、マスタードグリーン、ベビーリーフ、キュウリ、トウガラシ、食用花やハーブ等も生産している。
週に400株のレタスを生産し、近くの小売店「Yoke grocery store」や直売所などで、リーフレタス1株当たり2~3ドルで販売している。
安全(無農薬)で高品質なローカル野菜(地産地消)を求める地元レストランにも好評であり、徐々に販路を拡大している、という。
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