生活クラブ千葉によるソーラーシェアリング。食・エネルギー・福祉が連携

生活クラブ千葉は、生活クラブ・虹と風のファームにて、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング、愛称「ふぁそらん」)を、2022年4月1日より開始した。スタートしました。

生活クラブ千葉によるソーラーシェアリング。食・エネルギー・福祉が連携
虹と風のファームは生活クラブ千葉と社会福祉法人生活クラブが共同で設立した農園で、そこでは、農福連携を始めとし、農業を通じて多様な人が出会い、働きあう場になることを目指しています。

このたび、農業と福祉を自給する虹と風のファームへふぁそらんを設置したことにより、この場がエネルギーをも自給することとなりました。

生活クラブでは多様な人たちが協力して地域資源を活性化し、その地域における持続可能性を追求するローカルSDGsを推進しています。このたびのふぁそらんでの発電開始はその事例の一つととらえています。


■生活クラブ・虹と風ファームとは
生活クラブ千葉(通称:生活クラブ虹の街)では、ローカルSDGsのモデルとして、食・エネルギー・福祉が連携する仕組みを創り出すため、社会福祉法人生活クラブ(通称:生活クラブ風の村)と共に共同農園「生活クラブ・虹と風のファーム」を千葉県佐倉市・八街市に、2019年春開園しました。

生活クラブ・虹と風のファームでは、障がいの有無に関わらず農業をとおして多様な人々が出会い、交流し、働きあう農園を目指しています。

◆生活クラブ・虹と風のファーム:https://chiba.seikatsuclub.coop/nijinomachi/farm.html


■営農型太陽光発電とは
営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)とは、農地の上に太陽光パネルを設置する事で太陽の恵みを作物と発電で分かち合う仕組みです。

農作業においても、作業機械のサイズに合わせた設備設計をする事で、トラクターでの機械作業も従来通り可能となっています。

生活クラブ千葉によるソーラーシェアリング。食・エネルギー・福祉が連携
■発電所概要
名称:生活クラブSOLAR虹と風のファーム 八街発電所
愛称:ふぁそらん
面積:縦45m×横22.5m
年間平均発電量:74,665kWh

生活クラブ千葉によるソーラーシェアリング。食・エネルギー・福祉が連携生活クラブ千葉によるソーラーシェアリング。食・エネルギー・福祉が連携
■「ふぁそらん」について
「ふぁそらん」は生活クラブ組合員から愛称を募集し、選ばれた名前です。その建設にあたっては、生活クラブの電気の共同購入「生活クラブでんき」を契約している意志ある組合員が積み立てた「生活クラブ自然エネルギー基金」の助成を活用しました。

「生活クラブ自然エネルギー基金」は、再生可能エネルギー発電所の開発や、省エネルギー活動の推進のために活用される基金です。また、ふぁそらんの敷地には看板の設置を準備しており、その制作費は生活クラブ組合員からのカンパで賄われています。

このように、ふぁそらんは多くの生活クラブ組合員を中心とした方々の力添えによって成り立っています。ふぁそらんで発電された電気は、「生活クラブでんき」を契約する生活クラブの組合員家庭に届けられます。


■生活クラブについて
生活クラブは組合員数約41万人の21都道府県、33の地域生協で組織される生活協同組合です。事業高は1千億円。

生産から廃棄に至るまで安全や健康に配慮した品物の共同購入活動を通じ、持続可能な生活スタイルを実践しています。

また、現在では、生活クラブ生協から派生したワーカーズ・コレクティブも各組織エリアを中心に300以上展開し、福祉や居場所づくりなど地域に必要な事業を作り出しています。食(F)、エネルギー(E)、福祉(C)を地域で市民が自治し循環させるサステイナブルな社会づくりを実践しています。

‣ホームページ: https://seikatsuclub.coop/