「時空間解析プラットフォーム」を通じて、農業・建設など幅広い業界における課題解決やDXを推進する、株式会社スカイマティクスは、既存投資家のフェムトグロースファンド2.0投資事業有限責任組合、新規投資家であるミライトロン、ジャパン・コインベスト、および、農林中央金庫の4者を引受先とする第三者割当増資により、総額で約13億円の資金調達を実施した。
シリーズBとなる本調達により、累計調達額は約29億円となりました。調達した資金をもとに「時空間解析プラットフォーム」をさらに強化するとともに、サービスの販売拡大および人材採用を促進してまいります。
スカイマティクスについて
当社は「リモートセンシングで、新しい社会を創る」をミッションに掲げるテクノロジースタートアップです。リモートセンシングとは、離れた場所からセンサーを用いて観測し対象を調べるテクノロジーのことです。
私達は、リモートセンシングで取得した情報を、地理情報システム(GIS)技術によりWeb上に再現し、時系列情報を組み合わせることで「時空間解析プラットフォーム」を構築しています。
あらゆる地理空間情報×時系列情報を処理解析する「時空間解析プラットフォーム」を通じて、農業・建設・測量・設備点検・防災といった幅広い業界における課題解決やDXを推進しています。
*GIS:Geographic Information System、地理情報とその付随情報をコンピュータ上で管理および処理するシステム
調達の背景と資金使途
コロナ禍におけるDX推進の加速や、労働人口減少や生産性向上といった社会課題の解決、SDGsに対する関心の高まりなどを背景に、事業が急速に成長しております。
当社のサービスの中でも、特に農家向けスマート農業サービス「いろは」、自治体向け農業管理DXソリューション「いろはMapper」、ドローン測量・現地管理DXクラウド「くみき」、および、施設・設備情報管理システム「くみきスコープ」に対する引き合いを非常に多くいただいています。
今回調達した資金は、これらのサービスのセールスおよびマーケティングに集中投下するとともに、採用の強化に充てる計画です。採用に関しては、GISエンジニア、WEBエンジニア、画像処理解析エンジニアを中心に、R&D人材やセールス・カスタマーサクセス人材等をより一層拡充していく方針です。
サービス紹介
農家向けスマート農業サービス「いろは」
「いろは」は、最先端の画像解析技術および地理情報技術により、新しい時代の農業スタンダードを実現するスマート農業ソリューションです。
衛星画像やドローン画像を利用することで広大な農地の全体把握が一瞬で可能となり、「農地へ行かない」という新しい見回りの概念をもたらします。全国の農家様に選ばれて都道府県普及率100%を達成したほか、農林水産省スマート農業加速化実証事業をはじめとした自治体事業でも多数採択されております。
■「いろは」の農地画像解析による生育診断
「いろは」サービス紹介:https://smx-iroha.com/top.html
自治体向け農業管理DXソリューション「いろはMapper」
自治体において、経営所得安定対策と中山間地域等直接支払いのための現地調査に多くの人手や時間を要しています。「いろはMapper」により立札、現地調査、確認結果の取り纏めのDXを実現することで作業の大幅な省力化が可能です。これまで導入頂いた全ての自治体様に従来比7割の省力化を実感頂いております。
■「いろはMapper」の画像解析による現地調査
「いろはMapper」サービス紹介:https://smx-iroha.com/mapper/
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