産業用ドローン国内メーカー・株式会社マゼックスでは、小型でも7kgのタンク容量を持つ農薬散布ドローン、飛助mini専用「7㎏粒剤散布装置Ver.2」の販売を開始する。商品価格は「12万円」(メーカー希望小売価格、税抜)となっている。
従来の粒剤散布装置からの大きな改良点の1つとして、タンク容量が7㎏仕様になったことです。飛助miniは、小型機体ながらも最大7㎏もの粒剤・肥料・豆つぶ剤®を搭載して散布することを実現しました。
「農薬散布ドローンで肥料散布するためには少しでも多く肥料を積載できる方がいい」という使用者目線を取り入れ、飛助miniのパフォーマンスを最大限に活かすことで、小型機体でもしっかりと肥料を積んで散布することが可能なタンク容量です。
粒剤や肥料散布でも高い散布性能を実現するために開発をはじめ、薬剤の流れや勢い、タンクの形状、インペラー(羽根車)のフィン形状など様々な視点から研究し、より均等に散布する装置が完成しました。農林水産航空協会の認定機と同じ性能で、タンクの蓋を開ければ簡単に薬剤の補充を行うことができ、バッテリーもタンクの上に乗せるだけで従来のものと手軽さは変わりません。
吐出量は送信機で操作できます。装置本体の大幅な改善を行うことで詰まりなどのトラブルが減少しています。
アタッチメント式で様々な薬剤を散布
従来までは1キロ剤専用の粒剤散布装置でしたが、散布装置の構造を大幅に変更し、内部をアタッチメント式にすることで1キロ粒剤はもちろん肥料や豆つぶ剤®まで散布することが可能です。(直径1〜5mmの粒形で乾燥している固形物に限ります。)
アタッチメントを装着すれば1キロ粒剤を精密に散布することが可能で、アタッチメントを外せば1分間に5~10㎏の吐出量に対応することが可能です。
タンクの着脱は便利なワンタッチ式
タンク脱着を容易にするために、簡単なアタッチメント式で装置の交換時間はわずか1分!忙しい合間でも簡単に装置の交換が可能です。飛行中に散布装置が落下しないようにロック式のピンで強固に固定できます。
2020年からモニター品の販売を開始し、現場で使える製品への改良を進めながら、2021年には飛助DX専用に粒剤・肥料・豆つぶ剤®用の販売を開始し、いよいよ今年は飛助miniでも使用できるようになりました。
従来の1キロ粒剤だけでなく、粒剤・肥料・豆つぶ剤®の散布が可能になり、現場で散布することの実用性がより高まる期待に応える1台になります。
詳細情報
商品名:飛助mini 7㎏粒剤散布装置
発売日:2021年3月
商品価格:120,000円(メーカー希望小売価格、税抜)
●会社概要
・社名 株式会社マゼックス
・代表者名 松添 正征
・資本金 10,000,000円
・事業内容
産業用ドローンの製造・販売
産業用ドローンの修理・操縦指導
産業用ドローンの部品販売
ドローンを利用した映像、音響、画像、文字等の企画、制作に関する業務
農業関連事業に関する企画、調査及びコンサルティング業務
農業・林業全般における関連用品の販売
・従業員数 18名(2021年01月10日現在)
・売上高(税込表記)
2015年度 1,080,000円
2016年度 77,245,000円
2017年度 125,228,000円
2018年度 196,059,000円
2019年度 240,843,000円
2020年度 524,060,000円
2021年度 922,039,000円
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