西武造園株式会社と、農業事業等を担う西武アグリ株式会社は、三菱HCキャピタル株式会社のグループ会社であるHGE株式会社との共同事業として、グループ初となるソーラーシェアリングを開始し、「所沢北岩岡太陽光発電所(989.04kW/埼玉県所沢市)」が稼働した。
太陽光発電の下では、ブルーベリーやワイン用・食用ぶどうの栽培を行う。
西武グループでは、グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを「サステナビリティアクション」と呼び積極的に推進しております。
また、特に環境に関する方針として「西武グループ環境方針」を策定し取り組みを進めているほか、サステナビリティアクションのアジェンダ(重要テーマ)の一つとして「温室効果ガス削減」を掲げ、社会的な課題となっているCO2排出量について、削減目標を設定し、省エネルギー設備や車両の積極的導入、運用方法の工夫に加え、再生可能エネルギーの活用などを通じて、気候変動の緩和に取り組んでいます。
こうした中で、造園事業を通じて培った植物の育成管理技術や農業公園での管理運営ノウハウを活用し、グループ会社が保有する土地を、農業事業を通じて有効活用することで、周辺自治体等と連携した沿線地域の活性化や、環境の保全に貢献していくなど、「サステナビリティアクション」を積極的に推進しています。
この度、事業を開始した「所沢北岩岡太陽光発電所」においては、2021年5月15日に稼働を開始した太陽光発電システムの下で、西武アグリがブルーベリーやワイン用および食用ぶどうを栽培します。
全ての農地(農地全体:約1.7ha、うち太陽光発電システム下:約1.3ha)を使用して栽培すると、8年目には年間約1万3,600kgの収穫量になる予定です。
また、当該発電所における年間発電量は、約1,119MWh(一般家庭311世帯分)を見込んでおり、発電事業主であるHGE株式会社を通して、株式会社ところざわ未来電力に全量を売電します。
この電力は、所沢市の公共施設に供給され、電力の地産地消を図ります。これは、市役所本庁舎の使用電力の約42%にあたり、年間約500t-CO2eの二酸化炭素の排出を削減可能で、所沢市が進める所沢市の『マチごとエコタウン推進計画』の柱の一つである再生可能エネルギーの積極的な導入に貢献するものです。
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