Nestlé Nespresso S.A.(日本:ネスレ日本株式会社)は、家庭用および業務用の全ての事業において、排出される二酸化炭素を実質的に相殺する、カーボン・ニュートラル(※1)を、2022年までに100%達成するための取り組みを強化する。
Nestlé Nespresso S.A.では、これまで10年以上にわたり、二酸化炭素の排出量削減に取り組み、削減目標に対する不足分はコーヒー農園やその周辺での植樹などを通じて補ってまいりました。
(※1)カーボン・ニュートラル は、事業者などの全事業活動から排出される温室効果ガスの排出総量を他の場所での排出削減・吸収量で埋め合わせする取組。
Nestlé Nespresso S.A.では、2017年より取り組んでいる事業活動 に起因する二酸化炭素の排出量(スコープ1及び2)において、すでにカーボン・ニュートラルを達成しています。
今回は、新たに、サプライチェーンと商品のライフサイクルに起因する二酸化炭素の排出量(スコープ3)の削減に取り組みます。
今後、二酸化炭素の排出量削減、Nestlé Nespresso S.A.がコーヒー豆を調達するコーヒー農園及びその周辺地域での植樹(インセット)、そしてクオリティの高いカーボン・オフセット・プロジェクトへの支援及び投資という3つの取り組みを通して、更なるカーボン・ニュートラルの達成を目指します。
スコープ1. 二酸化炭素排出量の削減:
バリューチェーンにおける脱炭素化はNestlé Nespresso S.A.が掲げるビジョンの重要な要素の一つです。取り組み内容には以下が含まれています。
■ネスプレッソの事業活動内における持続可能なエネルギーの利用:
すべてのネスプレッソブティックにおいて100%再生可能なエネルギーの利用を加速。製造工程ではバイオガスの使用拡大を目指します。
■ネスプレッソの商品とパッケージをさらなる循環型に:
リサイクルプラスチックを使用したコーヒーメーカーの製造拡大。同時にカプセルコーヒーへのリサイクルアルミニウムおよび低炭素バージンアルミニウム使用を増加させます。
スコープ2. コーヒー農園とその周辺地域での植樹:
樹木は大気から二酸化炭素を吸収するのに最良の方法であると同時に自然環境への投資と再生型農業システムの構築にも役立ちます。木を植えることで、必要な日陰がもたらし、収穫するコーヒーの質及び収穫量が向上します。木の根は、土壌浸食や地すべりの防止に役立ち、土壌再生を促します。
Nestlé Nespresso S.A.はNGOパートナーである“PUR Projet”と共に、コロンビアやグアテマラ、エチオピア、コスタリカなどのコーヒー豆生産国の植樹能力を3倍に高める予定です。
スコープ3. 森林保全と再生の支援 (カーボン・オフセットのための取り組み):
Nestlé Nespresso S.A.はさらに、森林の保全と再生を支援し、かつ農業コミュニティ内でクリーンエネルギーのソリューションを実践するためのプロジェクトに投資します。
今回のカーボン・ニュートラルに関するコミットメントは、広範囲なサステイナビリティ目標の一環です。この目標については、2020年中に更なる詳細の続報を発表する予定です。
貴重なコーヒー豆を保護し、回復力のある再生コーヒー農業システムを構築すること、またコーヒー生産者がサステイナブルな暮らしを送れるよう促進し、循環可能な事業を築くことを目指します。
Nestlé Nespresso S.A.について
Nestlé Nespresso S.A.は、品質の高いポーションタイプ (カプセル式) のコーヒーのパイオニアです。「AAA サステイナブル・クオリティ (持続可能品質) ™プログラム」を通じて、14の国、110,000人以上のコーヒー生産者と協力し、農園や周辺景観に対して、サステイナビリティに基づく実践を行っています。
2003年にNGOレインフォレスト・アライアンスと共同で始まったこのプログラムは、収穫高と収穫物の品質向上を目指しており、質の高いコーヒー豆をサステイナブルな形で供給すると共に、コーヒー生産者とそのコミュニティがよりよい生活を送れるように支援を行っています。
スイスのローザンヌに本社を置き、84の国に拠点があり、従業員は14,250人、810ブティックからなるグローバルなリテールネットワークを展開しています(2019年時点)。現在、使用済みカプセル回収ポイントは全世界で100,000箇所を超えており、全世界の91%のお客様がこれらの回収ポイントを利用可能です。
詳細の情報は、Nestlé Nespresso S.A.のウェブサイト (http://www.nestle-nespresso.com) をご参照ください。
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