グリーンリバーと佐賀市、清掃工場の余熱とCO2を活用したバジル植物工場を7月に稼働

 IoTを活用した農業を推進し、太陽光利用型植物工場のプラント開発などを行う、グリーンリバーホールディングス株式会社の傘下であるグリーンラボ株式会社と佐賀市は、2019年3月に締結した「バイオマス資源利活用協定」のもと、独自の縦型水耕栽培装置である「3D高密度栽培」と、佐賀市清掃工場の余熱とCo2を組み合わせたバジル生産向け植物工場「さがベース(=圃場)」を6月27日に竣工し、7月より本格稼働する。

グリーンリバーと佐賀市、清掃工場の余熱とCO2を活用したバジル植物工場を7月に稼働
さがベースについて
敷地面積約5,000㎡に、農業新規参入企業棟1棟と自社ファクトリー(=栽培工場)3棟の計4棟の3連棟型ビニールハウスが並び、佐賀市清掃工場でごみを焼却することで発生する余熱とCo2をハウス内でのバジル栽培に利活用します。

加温エネルギーコストの削減、環境に配慮した循環型社会の形成を実現するとともに、佐賀市と協力して周辺地域の農業活性に伴う雇用拡大を目指します。

自社ファクトリー3棟の建設資金については、株式会社日本政策金融公庫の農業経営基盤強化基金(スーパーL資金)を活用しています。

グリーンリバーホールディングスグループが手掛けるスマートアグリファクトリー事業は、現在国内4ヵ所で稼働しており、このたびの「さがベース」で5ヵ所目となります。


「バイオマス資源利活用協定書」とは
佐賀市は、2014年7月に「佐賀バイオマス産業都市構想」を策定し、環境の保全と経済的な発展が両立するまち「バイオマス産業都市さが」の実現を目指し取り組んでいます。そのバイオマス資源を利活用するための協定書です。


3D高密度栽培とは
同社が開発した、縦型水耕栽培プランター「BiGrow(バイグロウ)」装置を使った密植栽培方法です。「BiGrow」は高さ150cmの縦型プランターで、4面ある側面の内2面で栽培する両面栽培が可能です。

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縦の空間を利用することで、1プランターに14~18株の苗を定植でき、バジルの一般的な露地栽培と比較して、面積比約10倍以上の収穫が可能です。

葉物野菜には特に幅広くに対応しており、また、温度や湿度、養液等をIoTで制御することにより、栽培環境の管理にかかる手間や負担を軽減しています。各ベースの状況も随時モバイル端末で確認、遠隔制御可能な次世代型農業システムです。

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植物工場・農業ビジネスオンライン編集部です。「植物工場・食&農業ビジネス」×「環境制御技術」に関する最新動向ニュースを配信中。