JR東日本ホテルズは、食品ロス削減のため、国内で拡がりつつある「3010(さんまるいちまる)運動」に、JR東日本ホテルズで宴会場を持つ全11ホテルが参加する。宴会時の食べ残しを減らす運動で、乾杯後 30分、お開き 10分前に「食べきりタイム」を設ける。
【既に取り組んでいる食品ロス削減に向けた事例】
こまめな食材の発注、仕込みで発生する食材の切れ端の有効活用、適正な量の料理提供、お客さまの前で料理を仕上げるサービスなど、食材の発注から調理工程、サービスの過程において、食品ロスの削減に努めています。
【「3010運動」への参加の背景】
日本では、食べ残しや期限切れ食品など本来食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が多く発生しており、ホテルの宴席における食べ残しもその要因の一つになっています。
JR東日本ホテルズでは、メトロポリタンホテルズの盛岡、秋田、山形が「3010運動」に参加していますが、日本ホテル株式会社の中村勝宏統括名誉総料理長が、2017年5月に国連食糧農業機関(FAO)の日本担当親善大使に任命されたこともきっかけとなり、この運動をさらに拡大することとしました。
【参加ホテル】
宴会場を持つメトロポリタンホテルズ9ホテル、東京ステーションホテル、ホテルニューグランドの全11ホテル
【日本ホテル株式会社統括名誉総料理長 中村勝宏のコメント】
FAOによると、地球上で人の消費のために生産された食料の約1/3の13億トンが一年間に失われているか廃棄されています。その1/4で、世界各地で飢餓に苦しむ約8億人を養うことができます。
日本では年間約646万トン、国民一人が毎日茶碗1杯分の食料・食材を捨てていることになります。こうした問題について、食を扱う弊社グループとしても食品ロス削減に積極的に取り組み、知恵と工夫により持続可能で具体的な取り組みにつなげ、その責任を果たしていきます。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現