株式会社良品計画は、2010年にオープンした「無印良品イオンモール堺北花田」を移転増床し、2018年3月20日にリニューアルオープンする。
移転増床後は、無印良品で初めてとなる“食”をテーマとした大型専門売場や、飲食業態「Café&Meal MUJI」、フードコートなどを導入し、全体で4,300㎡を超える世界最大の無印良品店舗となります。
■“食”の専門売場
無印良品は、商品やサービスを通じて、人と人、人と社会、人と自然をつなぐ存在でありたいと考えています。衣・食・住という生活の基本の中でも、「食」は最も基本的な営みであり、なくてはならない領域です。
しかしながら、都市生活者にとって、生産現場である畑や農場、漁場は遠い存在となり、食べ物は単に商品として消費されるものとなりました。多くの人々は生産者を知らず、食べ物を育んだ大地も海も知りません。
今回設置する“食”の専門売場は、お客様が生産者や生産現場とのつながりや交流を通じ、食べ物と人との関係を再度見つめなおすきっかけとなることを目指します。
この想いのもと、17年7月に無印良品有楽町では野菜や果物の販売をスタートしました。
そこからさらに発展させた、当店の“食”の大型専門売場では、生鮮食品は「産地直送」を基本とし、朝採れ野菜や精肉、漁港直送の鮮魚を販売します。
また無印良品のコンセプトに基づいてセレクトしたグローサリー、焼きたてパンを揃えます。対面販売型カウンターを設置し、食の専門販売員「フードコンシェルジュ」がお客様と交流しながら試食や加工を行います。
加えて、フードコート48席を設置し、手づくりの惣菜や、できたてのヨーグルト、ミックスジュース、ベビーカステラをその場で召し上がれます。さらに、旬の素材のおすすめ調理法を地元のシェフが教えてくれる料理教室の開催など、新たな食の体験の場をご提供します。
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