ベジタリア株式会社が、農業IoT・AI・ビッグデータを活用し、植物科学・植物医科学分野の知見に基づいたサービスを提供する『ベジタリア植物病院(R)』を10月より開院する。
農業は様々な気象変動に対応しなければならず、病害虫・雑草への対応も要求される。『ベジタリア植物病院(R)』では圃場の微気象データ(温度・湿度等)はもちろん、水田では水深・水温、畑では土壌水分・ECなどをオンタイムで計測してデータをクラウドに蓄積、最新の植物医科学の知見を生かし、病害・害虫の被害予測、雑草の発生タイミングや作物の生育状況をモニタリングする。
さらに、これらのデータをもとに『ベジタリア植物病院(R)』の植物医師が、適切な防除のタイミングや方法を処方箋とともに提案する。
これまで、農作業履歴管理・センサデータによる気象データの蓄積サービスは存在したが、栽培上のリスクである病害虫・雑草の専門家が生産者にコンサルティング、アドバイス提供する民間サービスは日本で初めての試みだ。
■『ベジタリア植物病院(R)』について
病害虫・雑草の専門家である植物医師が生産者をサポートする民間によるサービス。海外では以前から農業をサポートする民間の植物病害診断システムが導入されており、圃場での微気象や土壌の状態をモニタリングして病害虫の発生を予測し、適切な時期に適切な防除方法を提案している。
日本では、公的機関が無償で農家のサポートをしている。しかし、民間で生産者をサポートしていくこのようなシステム導入は、日本では初めての試み。なお、『ベジタリア植物病院(R)』は東京大学の登録商標である。
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