いちごカンパニーでは、イチゴの植物工場で新しい栽培技術の確立を実現した。同一の株から2年以上に渡って、大きさ・食味ともに変わらず、同品質のまま、収穫し続けることに成功した、という。
今まで毎年、苗の入替え・定植等が必要であったが、本技術により大幅な作業軽減ができるだけでなく、安定した生産性を実現することができる。
同社では、化学農薬を使用せず、うどんこ病等の病気を出さずに栽培している。安心・安全のイチゴを消費者に提供できるだけでなく、農薬散布などが必要なくなり作業軽減にもつながる。
イチゴの植物工場では、農業経験のないものでも、短期間の研修で運用できるので、民間企業を含め幅広い方を対象に生産事業に参入することが可能。
人工光型植物工場による生食イチゴの他に、化学農薬不使用のイチゴの葉を利用したリーフティーなどの6次化産業も推進しており、同社では今後も新しい植物工場の形を実現し、日本のイチゴを世界に広げていく、という。
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