東京・TEPIA先端技術館の特別企画展開催、ネットワーク型家庭用植物工場からドローンの精密農業まで

 TEPIA(一般財団法人高度技術社会推進協会)が運営するTEPIA先端技術館は2015年10月14日(水)より「世界に誇る食の技術展」と題して、日本の「食」に関する技術を集めた特別企画展を開催する。ネットワーク型家庭用植物工場、急速冷凍技術、マグロの完全養殖など日本の食に関わる最先端技術に触れることができる。
東京・TEPIA先端技術館の特別企画展開催、ネットワーク型家庭用植物工場からドローンの精密農業まで

『秋の特別企画展「世界に誇る食の技術展」』
■開催期間:2015年10月14日(水)~12月13日(日)
■入場料 :無料

(1) 展示
【生産をのばす技術】

限られた空間で、自然と調和しながら、生産をのばしてきた工夫を紹介いたします。

・農作物状況の見張り役「ドローンを活用した機密農業」
カメラや各種センサを搭載したドローンを利用して、自動で農地・農作物の状態を良く観察することで、細かい制御が可能になり、農作物の収量及び品質の向上を図ることができます。

・ネットワーク型家庭用植物工場
未来の家庭では、リビングの植物工場で作った野菜がそのまま食卓に並ぶかもしれません。

【新鮮に届ける技術】
産地ならではの様々な農作物、水産品、加工食品を新鮮に私たちに届ける技術を紹介いたします。

・細胞を壊さず、瞬間冷凍「セル・アライブ・システム(CAS)」
冷凍装置内に磁場を発生させて水分子を細かく振動させながら冷やすことで、細胞膜を壊すことなく、冷凍食材の鮮度、食感、旨味、色味などを保ったまま食卓に届けることが可能になります。

・果実に触れずに傷みから守る「フレシェル(R)」
日本独特の大きくて甘いイチゴ。収穫・輸送時に表面に触れるだけで傷みが始まってしまいます。果実に触れずに収穫、パック詰めすることで、世界中の食卓に日本のイチゴを届けられるようになります。

『TEPIA講演会』
人工ふ化した仔魚からクロマグロの完全養殖に成功した「近大マグロ」についてご講演いただきます。

日時 :2015年11月18日(水)13:00~14:30
場所 :TEPIA 4階 TEPIAホール
講演者:近畿大学水産研究所・水産養殖種苗センター長 升間 主計 教授

<TEPIA先端技術館>
URL: https://www.tepia.jp/exhibition