青森銀行は環境緑花工業株式会社が新事業として手掛ける「寒冷地型植物工場」の新設と太陽光利用型植物工場での6次産業化事業に対し、融資を実行した。新設した植物工場は、未利用木質資源を利用したバイオマスエネルギーの活用に加え、地下水熱や高断熱二重フィルム等を導入した低コストエネルギー植物工場となっている。
施設の面積は2,500m2。栽培作物はトマト(年間出荷量30トン)、イチゴ(2.5トン)、ベビーリーフ・葉物野菜(16,670kg)を予定しており、総事業費は2億3,000万円となっている。
青森銀行は、産学官金の各分野との連携・協働によって展開される本事業の事業価値に着目し、グリーンハウスで栽培される野菜・果物等を担保とするABL(動産担保融資)※の融資手法を提案し、融資を実行した。
※ABL(アセット・ベースト・レンディング/動産担保融資)
ABLとは、企業が保有する動産や売掛債権等を担保として活用する融資手法です。従来担保として利用されていない商品・機械等の動産の価値に着目することで、不動産や個人保証に過度に依存しない資金調達が可能となります。