愛媛県が開発したイチゴの新品種を「紅(あか)い雫(しずく)」と名付け、6月25日に農林水産省へ品種登録を出願したと発表した。紅い雫は糖度が高く酸味もある濃厚な味が特長。県は高級果実として売り出す方針で、首都圏の百貨店や果物専門店での販売を目指す。
イチゴの県独自品種は2009年登録の「あまおとめ」に続き2品種目。紅い雫は、あまおとめと紅ほっぺを04年に交配し、09年から現地試験を進めていた。あまおとめの課題だった着色の悪さを克服、紅ほっぺより糖度が高い。親の両品種よりも酸味があるため味が濃い。
イチゴは11〜12月に高値で取引される。紅い雫は11月下旬から出荷をスタートする予定となっており、農家に紅い雫の栽培を勧めていく。県によると今年度は約90トンの出荷を計画しているという。
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