富士通は、食と農のクラウドサービス「Akisai(アキサイ=秋彩)」の農業生産者向け管理サービスに関して、井関農機と協業を始める。井関農機が農業機械製造・販売を通じて蓄積したノウハウを基に、富士通のサービス「農業生産管理SaaS生産マネジメント」に変更を加えて強化し、2014年度から井関農機の販売ルートを活用して提供する。
富士通と井関農機、食・農クラウド「Akisai」の農業生産者向けサービスで協業開始
井関農機は「農業生産管理SaaS 生産マネジメント」に対し、農業機械製造・販売を通じたノウハウをベースとしたカスタマイズを加え、井関農機のサービスとして来年度から販売を開始します。
当社から販売する「農業生産管理SaaS 生産マネジメント」に加え、井関農機の農業生産者とのこれまでの販路を活かした販売拡充を行ってまいります。
当社では、ICTで農業経営を飛躍的に効率化させ、いつでも安心・安全で、おいしい食事ができる「豊かな食の未来」の実現を目指すべく、2012年7月に食・農クラウド「Akisai」を発表し、多種多様なラインナップを拡充してきました。
このたび、「Akisai」の新しい取り組みとして、農業機械専業メーカーである井関農機と協業し、農業生産者向けサービス「農業生産管理SaaS 生産マネジメント」にカスタマイズを加え、井関農機グループにて提供を行うほか、今後は井関農機の農業機械から収集される情報を連携させ、農業生産者への付加価値の高いサービスの開発および提供を両社で進めていくことで合意しました。
「農業生産管理SaaS 生産マネジメント」はこれまで、圃場に設置したセンサーやカメラから収集するデータ(気温、温度、日射量、作物画像、土壌温度など)や、携帯するスマートフォンからのデータ(作業実績、生産履歴、作業場所把握など)をクラウドに収集、分析することで、データを生かした農業経営力の向上に貢献してきました。
今回、協業の第一弾として、井関農機は、「農業生産管理SaaS 生産マネジメント」に対し、同社のノウハウによるカスタマイズを実施し、農産物の管理機能などを強化します。それにともない、井関農機のサービスとして、同社、およびその関連会社にて来年度から提供していきます。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現