ローソンは2月21日、コンビニエンスストアの店舗で扱う農産物を栽培する農業生産法人を愛媛県内で立ち上げる方針を明らかにした。法人は同社と県内の農業関係者などによる共同出資を想定しており、2013年2月期の設立を目指す。
県と「連携と協力に関する包括協定書」を締結後、新浪剛史社長がローソンと県との共同記者会見で表明した。設立するのは、2010年から国内で相次ぎ設立している「ローソンファーム」。
同社はこれまで、4つのローソンファームを北海道、千葉などで設立してきた。四国はまだない。新浪社長は「愛媛で四国初となるローソンファームをぜひやらせていただきたい」と語った。栽培した農産物の出荷先は四国4県で将来は近畿にある店舗なども考えられるという。
ローソンはJAなどと、千葉、北海道など4カ所でローソンファームを立ち上げている。新浪社長は野菜生産をコンビニ店舗の魅力を高める「切り札」と位置づけ、全国50カ所に広げる意向だ。「愛媛には豊富な農産物がある。意欲ある生産者と良いものを作り、東京や大阪の都市部に販路を広げる『地産外消』を進めたい」と述べた。愛媛のローソンファームは、まず野菜を手掛け、順次、果実に広げていく考えだという。(参考 2012/02/22日本経済新聞より)
以下はローソンHPより
【野菜の“安定供給”と“安心・安全”を目指した農業生産法人ローソンファーム】]]>
「ローソンファーム」は、ローソングループの店舗向けに野菜を安定供給することを目指し設立された農業生産法人です。昨年9月から関東のローソンストア100(約600店舗)とローソンの一部の野菜取り扱い店舗(約600店舗)にて、「ローソンファーム千葉」で生産された小松菜や大根などを販売しております。 「ローソンファーム」では、年間を通して計画的に農作物を生産するため安定供給が可能で、また、お客様に「安心・安全」を提供できるよう、野菜の生産履歴を管理し、店頭には生産者の顔が見えるPOPを貼り付けるなどの工夫をしています。 ローソンは、今年度中に、全国の8〜10箇所に「ローソンファーム」を設立し、2012年度末までに、店舗で販売する野菜全体の約1割の生産を目指してまいります。さらに、プロの生産者と一体となりコンビニエンスストアの顧客ニーズに合わせた商品開発を推進すると共に、「ローソンファーム」を通じた農地の有効活用、生産性向上を目指し、地域の農業の発展に貢献してまいります。