沖縄県・大宜味村は塩屋湾外の埋め立て地「結の浜」に、村の豊富な水資源を活用した大型水耕栽培施設とミネラルウオーターなどのペットボトル製造工場を建設し、企業誘致する。内閣府は13日、2011年度の沖縄北部活性化特別振興事業の2次配分で、12億2600万円の補助を発表した。総事業費は15億3200万円。村は雇用創出や経済振興に期待している。 両施設で使用する水は豊富にある村の湧き水や地下水を活用し、「長寿の村の水」としてPRする。既に一部業者から進出に向けた話が上がっているという。施設は床面積2600平方メートルの2棟で、水耕栽培施設は天井部分に透過性のある素材を使い、自然光を取り入れられる構造。村は建物を建設し、内部設備は基本的に借り受ける業者が整備する。将来は両施設で50人以上の雇用を見込む。4月までには入居業者を公募し、建設を開始。12年末に完成させ、13年から稼働させる予定。 島袋義久村長は「単年度で15億円規模の単一事業は、村でもこれまでにない一大プロジェクト。村の活性化につなげ、定住人口の増加につなげたい。村発展の起爆剤、モデル事業としたい」と期待を込めた。<参考:琉球新報より> ]]>
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