NPO法人ソーシャルハウスは、4回目となる植物工場を活用した農福連携セミナーを5月22日に開催する。同法人は2015年6月に、障害者就労支援B型サービスを提供する福祉施設として、群馬県高崎市に設立された。
法人では農業を通じた就労支援サービスを利用者に提供しています。但し、農業と言っても露地栽培の農業ではなく、完全閉鎖型の植物工場野菜を生産していることが、その特徴と言えます。
障害者就労施設にとって、利用者のための安定した仕事の確保と、付加価値の高い仕事による工賃の改善は、永続的な課題として挙げられます。野菜工場の導入は、この二つの課題の解決策の一つとして注目されています。
一方、農業を取り巻く環境は、就農人口の減少、農業従事者の高齢化、等々、深刻な課題が山積しています。こういった課題の対策の一つとして、農業と福祉をコラボレーションする動きが全国的に広がっています。
全国の福祉施設の内、農業を取り入れている割合は、平成14年時点の10%から、平成24年40%にまで拡大していることが報告(農林水産政策研究所発表資料)されており、農福の連携が農業と福祉の相互にメリットをもたらすことが期待されています。
農福連携セミナー
①ソーシャルハウスの概要
②野菜工場の見学
③野菜工場における就労支援の実態
④地域特別支援学校から見た就労支援施設
(学校・生徒・保護者が就労支援施設に求めること、期待すること)
⑤農福野菜工場のモデル
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