『Backyard Farms』ブランドの植物工場トマトを大都市ニューヨークへ。約29haの巨大施設が建設中

 カナダ・オンタリオ州を拠点に、カナダや米国にて太陽光利用型植物工場を展開するMastronardi Produce社では、カナダの国境沿い、オンタリオ湖の近くに位置する、ニューヨーク州のオナイダにて新たな生産施設の建設を開始した。

『Backyard Farms』ブランドの植物工場トマトを大都市ニューヨークへ販売。約29haの巨大施設が建設中
同社は、1940年代に設立した老舗企業で、60年以上に渡り、施設園芸ビジネスを展開している。一族企業が運営しており、現在の社長で4代目。

植物工場(太陽光)についても、先代の経営者が、オランダの植物工場システムを基に、北米エリアでは、いち早く施設を稼働させている。

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主力の生産品目は『サンセット Sunset』ブランドによる商品で、イチゴ、トマト、キュウリ、パプリカなどを出荷している。また、2014年に「Backyard Farms」を買収し、米国北東部の地域では最大のトマトの植物工場(年間の生産量は3,000トン)を運営しており、以前のままの『Backyard Farms』ブランドにて、トマト商品も販売している。

Backyard Farmsの植物工場。育苗から収穫までの映像