ユタ大学の電子コンピューター・エンジニアリング学科の准教授であるKim氏は、米国のエネルギー省から220万ドル(約2.4億円)の補助金を得て、植物が作り出す有機化合物を検知できる小さな化学センサーの研究を行っている。
このセンサーにより「植物に何が行っているのか?植物が今、何をしようとしているのか?」植物の気持ちを知ることができ、人間と植物のコミュニケーション・ツールの一つとして活用することができる。
研究チームでは特に、バイオエネルギーとして利用されるトウモロコシに注目。植物が害虫からの攻撃や他の植物からのストレスを受け、植物が作り出す有機化合物を検知できる省電力型の化学センサーを開発した。
作物は、害虫や雑草による被害が最も多く、このセンサーを活用すれば、農薬・殺虫剤の使用を減らしながら収量増・安定生産を実現できる。
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