パナソニック、エスジーグリーンハウスに「人工光型植物工場システム」を納入

 パナソニックは、西部ガスのグループ会社であるエスジーグリーンハウスに対して、低カリウムレタスを生産する完全人工光型植物工場システムを納入した。

エスジーグリーンハウスの新栽培棟は、2016年1月からの栽培実証実験を経て、5月20日より「低カリウムレタス」の販売を開始する。植物工場による生産規模は、低カリウムレタスにて日産3,500株となっている。

パナソニックによる導入システムには、(1)省エネ・解析・光学技術とそれらを融合した植物育成制御技術、(2)照明・空調をはじめとする環境制御技術、(3)ナノイーを活用した菌抑制技術、(4)通信・ネットワーク技術など同社が保有する技術を融合している。

同社では、2012年から「人工光型植物工場システム」の研究を開始し、2013年8月から自社工場である福島工場内に実験工場を立ち上げ、2014年4月からシステムの販売活動を進めてきた。

今回のエスジーグリーンハウスへの「人工光型植物工場システム」の納入は、同社にとって初の大型納入となる。


低カリウムレタス
カリウムの含有量を20%以下(98mg/100g以下)に抑えたレタス。

「ナノイー」
空気中の水分から生みだされる微粒子イオン。一般的なイオンと比べて約6倍長もちで、広範囲に届きます。
また、水分量はマイナスイオンの約1,000倍(体積比)以上。カビ菌やウイルス、ニオイ、アレル物質など目に見えない小さな不快の原因を抑制する力があります。