農研機構、大豆や小麦など主要作物のDNAマーカー情報を一元化

 農研機構などが運営するバーチャル組織「作物ゲノム育種研究センター」では、ダイズ、コムギ、果樹類、野菜類、工芸作物、飼料作物類及び花き類のDNAマーカー情報を一元化してウェブページで公開することで、作物の品種改良の現場でのDNAマーカーの利用を促進させる。これは昨年12月に公開したイネのDNAマーカー情報に続くもの。

 作物のDNAマーカーは、国内外の研究機関や大学等が開発しており、近年、急速にその成果が蓄積されているが、その成果情報が一元的に整理されていないため、品種開発の現場が必要とする情報を効率よく取得することができない点が問題となっていた。
今回の新サービスでは、これまでに公開された文献情報を整理し、品種開発の現場に利用しやすい形で提供することにした。

DNAマーカー情報公開ウェブページ: http://www.naro.affrc.go.jp/genome/database/