水耕栽培(野菜工場)施設にて15名の障害者を一般雇用/ホウレン草の出荷開始<みやこ福祉会:沖縄>

以前の記事に関連情報を追加しておく
知的、精神の障がい者15人が就労する「野菜ランドみやこ」(宮古島市平良)が、県内でもまれな夏場のホウレンソウを栽培、県内スーパーに商品「サラダほうれん草」として順調に出荷している。


県中央卸売市場では7〜9月に県内産の出荷はなく、県園芸振興課によると、同時期の県内産出荷は極めて珍しいという。目標は周年栽培/年間出荷70トン、売り上げ目標4千万円を目指す。


「野菜ランドみやこ」は、一般の事業所と同様、最低賃金などが保障される雇用契約を障がい者と結ぶ「就労継続支援A型事業所」として、社会福祉法人みやこ福祉会が運営する。国や県の補助金などを受け総事業費約2億円で今年、施設が完成。5月に種まきして6月24日から出荷を開始している。

収穫の3日前から真水を与えて、あくを抜き、生で食べやすくするなど、様々な技術導入・工夫により高品質な野菜の供給を目指す。



みやこ福祉会(運営施設:みやこ学園など)が、水耕栽培を利用した植物工場「野菜ランドみやこ」を来年4月に完成させる予定建設費は約2億円で、管理棟は鉄筋コンクリート平屋で384平方メートル、鉄骨ハウスが2700平方メートル。栽培施設では、障害者15人を一般雇用する予定(福祉的就労と違い、最低賃金が適用される一般雇用として)。


亜熱帯(沖縄)における夏場の栽培は不可能とされてきたが(ホウレン草など)、MKVドリームが提供する、冷たい養液を循環させる特殊な技術(ナッパーランドシステム)を採用することで、通年で栽培可能となった。年間の売り上げ目標は3700万円市内のスーパーなどに販売する


みやこ福祉会は、みやこ学園や、焼きたてパンを製造販売している分場「アダナス」を開所し、就労支援をしてきが、開所から5年間で一般就労に送り出したのは9人働く能力はあっても、就労できない障害者が多いことから「植物工場」の建設に踏み切ったという。

● 参考記事「宮古毎日新聞より(参考記事)」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
植物工場・農業ビジネス編集部

植物工場・農業ビジネス編集部

投稿者プロフィール

植物工場・農業分野を中心に環境制御技術に関する最新動向ニュースを配信しております。

この著者の最新の記事

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場ビジネス・セミナー講義バナー
    ミラノ万博レポート「食と農業の未来」

過去のピックアップ記事

  1. UAE初・最新の太陽光利用型植物工場ベンチャー。来年夏にトマトを初収穫
     シリコンバレーを拠点に投資活動を行っていたSky Kurtz氏が中東UAEにベンチャー企業「ピュア…
  2. 中国山東省における近代化されたキノコ植物工場
     中国・山東省高密市に位置する恵和きのこ産業園は、青島農業大学の研究者が開発した技術を活用し、中央と…
  3. タイのショッピングモールでの屋上菜園。環境志向型アグリビルディングの実証スタート
     タイのチュラーロンコーン大学が約2000万円を投じて、7階建てのショッピングモール(サイアム・スク…
  4. 韓国ソウル市の「地産地消型クッキング講座」。屋上ファームと料理教室の融合サービス
    都市部住民をターゲットに「ルッコラ」をテーマにした屋上キッチン教室を開催  ソウルの広興倉駅の近く…
  5. ハワイでも完全人工光型植物工場によるアイスプラントの生産も
     熱帯気候のハワイにおいても、商業生産に向けて完全人工光型植物工場ビジネスに参入するベンチャーが現れ…
  6. マレーシア市場におけるイチゴ商品の可能性
     太陽光・人工光型植物工場によるイチゴの生産事例が国内で増えつつある現在、将来的には海外市場への輸出…
  7. クロレラ培養・加工の八重山殖産が海外輸出拡大、中東市場への参入へ
     微細藻類のクロレラ培養・加工の八重山殖産(沖縄県石垣市)はクロレラの海外輸出を拡大する。このほどイ…
  8. 3Dプリンターで造る未来の食べ物「Edible Growth」
     テクノロジーは野菜を生産する植物工場だけではない。オランダのアイントホーフェン工科大学を去年卒業し…
  9. 完全人工光型植物工場による遺伝子組換えイチゴ。イヌの歯肉炎軽減剤が動物用医薬品として認可
     (独)産業技術総合研究所・北海道センターの生物プロセス研究部門植物分子工学研究グループは、ホクサン…
  10. ローム 完全人工光型植物工場による一季成りイチゴの生産へ
     ロームは2014年9月、福岡県筑後市の子会社の半導体工場内で、LED光源を利用した完全人工光型植物…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. 東芝の植物工場施設が今年末で閉鎖。野菜の生産・販売事業からは撤退・システム販売は継続
     東芝は、神奈川県横須賀市にて稼働させていた完全人工光型植物工場「東芝クリーンルームファーム横須賀」…
  2. 生鮮野菜への機能性表示食品が認可、植物工場野菜の市場拡大にも寄与
     消費者庁は8日、初の生鮮食品2製品を含む機能性表示食品4製品の届出情報を公表した。今年4月の制度開…
  3. 住友電工、千葉大学と共同にて砂栽培・環境制御による高糖度トマトの収量増大を目指す
     住友電気工業株式会社と千葉大学は、住友電工がこれまで研究開発を進めてきた砂栽培技術と、千葉大の先端…
  4. 欧州におけるグリーン・カーテン市場、家庭への普及は限定的
     The Royal Horticultural Society(RHS)が主催するイギリス・チェル…
ページ上部へ戻る