みやこ福祉会による「農福連携」植物工場によるサラダ・ホウレン草の生産

 社会福祉法人みやこ福祉会では、太陽光利用型植物工場「野菜ランドみやこ」が2011年4月に完成した。5月からホウレン草の播種を行い、6月末頃から出荷を開始する。

植物工場プラントメーカーの三菱樹脂・MKVドリーム(※)によるホウレン草の生産を得意とするナッパーランドシステムを導入した。

みやこ福祉会による「農福連携」植物工場によるサラダ・ホウレン草の生産
建設費は約2億円、管理棟は鉄筋コンクリート平屋で384m2、鉄骨ハウスが2,700m2となっている。施設の一部には国・県による補助金も受けている。

一般の事業所と同様、最低賃金などが保障される雇用契約を障がい者と結ぶ「就労継続支援A型事業所」として、障害者15人を一般雇用する予定である。

栽培品目は、亜熱帯の沖縄では、特に夏場は栽培が不可能とされているホウレン草。太陽光利用型植物工場による環境制御にて、通年生産を行う。

年間の売上目標は3,700~4,000万円、目標収量は年間70トン。収穫の3日前から真水を与えて、あくを抜き、生で食べやすくするなど、様々な技術導入・工夫により高品質な野菜の供給を目指す。

 社会福祉法人みやこ福祉会では、みやこ学園の運営や、焼きたてパンを製造・販売している分場「アダナス」を開所し、就労支援を行ってきた。

働く能力はあっても、就労できない障害者が多いことから自社運営による「植物工場」の建設に踏み切った、という。

※ 写真 同社によるウェブサイトより


MKVドリーム(※)
2013年に社名を「三菱樹脂アグリドリーム株式会社」に変更。関連記事「三菱樹脂、トマト栽培向け植物工場プラントの販売強化

三菱樹脂によるホウレン草の生産を得意とするナッパーランドシステムは、オーストラリアでも導入され、関連会社による生産・販売が行われている。関連記事「三菱樹脂、オーストラリア現地法人にて太陽光型植物工場が稼働