ローソンは1月24日、パスタやサラダなどの料理に使われる野菜「ベビーリーフ」を、完全人工光型植物工場で生産する農業生産法人「ローソンファーム秋田」を、秋田県羽後町に設立したと発表した。ローソンファームは全国12カ所目となるが、植物工場による生産は初めて。
羽後町の小学校跡地に5月から工場を建設する。ベビーリーフは発芽後10~30日程度の若い野菜の総称で、長さ10~15センチの葉の部分を採って使う。今回の植物工場ではミズナなどを栽培する計画である。
今年の9月下旬より順次、「ローソンファーム秋田」で生産されたベビーリーフを、東北および関東地区のローソン及びローソンストア100(計4,585店/2013年12月末現在)にて販売する予定であり、関東および東北地区の店舗で販売するパスタやサラダ、調理パン向けの原材料としても供給する、という。
・関連記事 三菱化学、ローソンファーム秋田からベビーリーフ用の植物工場システムを受注
・関連記事 新日鉄住金エンジ、ローソンファーム秋田の植物工場に自社システム建築商品を納入
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現