大分にあるカメラ・自動車部品メーカー「豊洋精工」の子会社と地元の農家・上原農園が向陽グリーンフーズを共同設立し、10月14日には約30人を招き、新農場見学会を開いた。企業が保有する精密部品の製造管理技術を生かしながら、農家と連携することで、低コストで栽培可能な小ネギの水耕栽培の実現を目指す。当面は年商1億円、将来は5億円の売上を目標とする。
水耕施設は、約8000平方メートルのハウス内に栽培用ベッドを111列並べ、1日600〜700キロの小ネギを供給することが可能。3億2000万円の事業費のうち、約2億円を国、県、市が補助した。従業員は、豊洋精工で工程管理を学んだ後で農場で働く。同社の矢野社長は「農産物価格の上昇が見込めぬ中でも、コストカットで事業拡大が期待できる」「工業と農業の橋渡しをしたい」と意気込みを語る。<参考:毎日新聞より>
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