株式会社CuboRexは、松山市認定農業者協議会の協力のもと、一輪車のタイヤを交換するだけで電動化が可能となる、ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」を用いた、みかん農家の運搬労力の効率化に向けた実証実験を2022年3月29日より開始した。
このたびの実証実験は、2022年1月から先行して取り組んでいた八幡浜市、宇和島市での実証実験に続き、愛媛県での利用実証エリアを拡大します。愛媛県松山市で活動する、みかん農家に当該製品を無償貸与を行うことで、電動化による運搬作業の効率への実用性を検証します。
関連記事
・一輪車のタイヤを交換するだけで電動化「E-Cat Kit」埼玉県横瀬町にて運搬労力削減に向けた実証実験
■実証実験開始の背景
ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」は、和歌山県を中心に2020年10月1日より正式販売を開始しており、柑橘や梅などを栽培されている農家様を中心に傾斜地や段畑などの移動条件が悪い場所で肥料や土、収穫物の運搬で利用頂いています。
2022年1月より、愛媛県での本格展開に向けて、八幡浜市、西宇和群周辺での実証実験を実施しました。
結果として、75%のみかん農家様が、運搬労力の削減を実感し、「E-Cat Kit」を採用いただくことになりました。一方で、パンク防止に向けたタイヤ強化や急傾斜地が多い愛媛の地域特性に合わせて、モーターの出力を上げる等の課題を得ることができました。
このたび、松山市認定農業者協議会の協力のもとで、松山市のみかん農家様と実証実験を行うことで、愛媛県における主な産地での「E-Cat kit」の活用機会を探ります。また、みかん農家の労働人口の減少の中でも作業の効率化により生産性の向上を図るとともに作業負担の軽減を図り、誰もが働き続けられる環境を創り出すことで、地方創生への貢献を目指します。
参考:ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」とは?
ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」は、農家や土木事業者が利用する手押し一輪車を電動化することができるキットです。「E-Cat Kit」を利用することにより農作業における運搬作業を普段利用しているねこ車を電動化してより迅速かつ労力削減につなげます。
和歌山県を中心に2020年10月1日より正式販売を開始しており、2020年10月の販売開始から、和歌山県や広島県のJA様や代理店様を通して、みかん農家様を中心に柑橘や梅などを栽培されている農家様を中心に傾斜地や段畑などの移動条件が悪い場所で肥料や土、収穫物の運搬で500台以上をご購入いただいています。
URL:https://cuborex.com/products/e-cat-kit/
【会社概要】
農地や建築現場等の凸凹な「不整地」と呼ばれる場所での作業負担軽減や効率化に取り組むため、不整地産業において「欲しい者が欲しい物を生み出せる社会」の実現を目指し、動力内蔵型タイヤやクローラの開発・パーツ化・キット販売をするハードウェアスタートアップです。
社名:株式会社CuboRex
事業内容:不整地産業向けハードウェア研究開発・販売
設立年月日:2016年3月31日
代表取締役:寺嶋瑞仁
WEBサイト:https://cuborex.com/
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