AGRIST、ピーマン自動収穫ロボットの普及に向けて鹿児島県・東串良町と包括連携協定へ

AGRIST株式会社は2021年12月末、鹿児島県東串良町とピーマン自動収穫ロボットの普及に向けた包括連携協定を締結した。東串良町でのモデルケースをもとに今後は全国の自治体とも連携し、地域に応じた自動収穫ロボットに最適化された栽培方法の普及を進めていく。

AGRIST、ピーマン自動収穫ロボットの普及に向けて鹿児島県・東串良町と包括連携協定へ
【ピーマン自動収穫ロボット「L」】
東串良町は鹿児島県におけるピーマンの一大産地ですが、農業の高齢化や人口減少を背景とした担い手不足が大きな地域課題となっており、アグリストが開発するピーマン自動収穫ロボット『L』によるこれらの課題解決が期待されています。

今後、東串良町のみならず全国に同製品の社会実装を加速していくにあたり、自治体と連携したスマート農業のモデルケースを構築することを目的として、鹿児島県におけるピーマンの一大産地である東串良町との包括連携協定を締結することになりました。今回の協定における具体的内容として、下記の活動を行う予定です。


・アグリストの子会社である農業法人AGRIST FARM株式会社による東串良町でのピーマン自動収穫ロボットを活用した再現性・収益性の高い農業の実践

・地域に応じた自動収穫ロボットに最適化された栽培方法の普及

・東串良町周辺の各農業関係者と連携したスマート農業人材の育成活動


これらの活動により、既存のピーマン農家の後継者不足の解消や収量・収入の向上に加え、U・Iターンによる新規就農者・雇用の増加、若者の地元への定着に繋がることが期待されます。


【AGRIST株式会社について】
アグリストはテクノロジーで農業課題を解決するベンチャー企業です。2017年から宮崎県新富町の農家らと開催している「儲かる農業研究会」で自動収穫ロボット開発の要望を受け、2019年に設立されました。農業の収穫の労働力不足を解決する自動収穫ロボットを、地元農家と一緒に開発をしています。