宮城県角田市が推進する「夢☆宇宙米プロジェクト」の一環として、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟に打ち上げられていたお米(種籾)が地球に帰還した。
このお米は、昨年、角田市の農家協力のもとで子ども達が田植えと収穫を行い、食用米として初めて宇宙ステーションに打上げられていたものです。5月4日にISSに打上げられてから、およそ1ヶ月間宇宙を飛行しました。5月14日には「きぼう」の中でお米の写真撮影も行われています。
有人宇宙システム株式会社(JAMSS)は「夢☆宇宙米プロジェクト」に協力し、お米の宇宙ステーションへの打上から帰還までを担当しています。地球に帰還したお米を受け取り、6月10日前後に角田市へお届けする予定です。
■ 夢☆宇宙米プロジェクトについて
「地域振興」「農業振興」「未来の子ども達の希望」を角田の5つの「め」のうち、こめ(米)とゆめ(今回はJAXAの協力)の融合で実現しようと、次のメンバーが中心となって立ち上げられました。
株式会社森砂利店 代表取締役 森 真孝
(一社)OLD DOWN OVERALLS 代表 佐藤 裕貴
ファミリーレストラン美よし家 店長 三由 武仁
株式会社veeell ディレクター 武智 靖博
今回、宇宙から帰還した種籾からお米を育て、「角田の宇宙米」として販売する計画です。利益の一部は地域振興・農業振興・子ども達の団体への寄付などにあてられます。
■ 有人宇宙システム株式会社(JAMSS)について
当社は、会社設立以来実施してきたISSや「きぼう」日本実験棟の利用経験と知見を活かして、民間企業による宇宙利用の促進と拡大に取組んでいます。
宇宙利用は、国のプロジェクトだけではなく、民間企業も利用する身近なものになりつつあります。当社も宇宙利用ビジネスの最前線で活動し、新たなチャレンジをしていきます。
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