松本山雅FC「スマイル山雅農業プロジェクト2019」が始動。地域の農業課題を解決へ

 松本山雅FCでは、昨年発足した『スマイル山雅農業プロジェクト』を今年も引き続き実施する。本プロジェクトでは、Jリーグが創設25周年を期にスタートした「社会連携活動(通称:シャレン!)」の一環として「スマイル山雅農業プロジェクト2019」と題し、2期目の今年も自治体・農業従事者・地域住民の皆さまと共に、地元の農業課題解決にチャレンジする。

松本山雅FC「スマイル山雅農業プロジェクト2019」が始動。地域の農業課題を解決へ
今年は、昨年実施した中山地区の遊休農地と松本山雅FCのホームスタジアム「サンプロ アルウィン」付近の畑の2カ所に規模を拡大し、各畑の周辺住民の皆さまと協力して青大豆を栽培いたします。


【スマイル山雅農業プロジェクトとは】
本プロジェクトは、地域社会の活性化と地域に根ざした『まちづくり』に貢献するため、ホームタウン松本市内の「農地荒廃化」や「農業技術の継承」といった課題に対して、松本市・松本市農業委員会・直売所・障がい福祉サービス事業所と共同で、遊休農地での青大豆「あやみどり」の栽培を通じて、「遊休農地の活用」「地域住民の交流活性化」「青少年の育成」に取り組みました。


【青大豆「あやみどり」とは】
松本山雅FCのホームタウン・塩尻市にある長野県野菜花き試験場が2009年に開発した青大豆品種。緑色で外観が良く、病害に強く倒伏も少ない豆腐加工用大豆。

「信濃青豆」と「天津青大豆」に由来し、青大豆系統と「タチナガハ」を改良した系統から生まれた。種皮とへそが緑色で子実の外観が良く、子葉も緑色。

ダイズモザイクウイルスと紫斑病に強く、病害粒の発生が少なく良質であるほか、長葉で普通品種並に草型が良く倒伏の発生も少ない。豆腐に加工すると淡緑色となり、甘みのある味になる。


【昨年の活動】
松本山雅FCでは、ユースアカデミーU-12(小学4~6年生)の子ども達が栽培や収穫を体験したほか、収穫した270kgのあやみどりを生産者直売所で加工していただき、ホームゲーム会場や喫茶山雅でファン・サポーター向けに販売しました。さらに地元の小中学校の給食に提供し、本プロジェクトを広く知っていただく活動を行いました。