ベトナム・ハノイ「現代建築xアクアポニクス」子供たちへの体験型学習を推進

 植物や農業を建築デザインに融合させることを得意とするVACライブラリーでは、ジャングルジムのように、人が登れる木製フレームに、野菜と魚を同時に栽培するアクアポニクスを融合させた施設を、ベトナムのハノイに建設した。

ベトナム・ハノイ「現代建築xアクアポニクス」子供たちへの体験型学習を推進
©Thai Thach, Viet Dung An
都市部の子供たちへの食育や自然環境システムを楽しく学べる「体験型学習」が目的となっており、木製ジャングルジムに併設した池では鯉を鑑賞することができる。

子供たちは、きれいな鯉を見ながら、鯉が出す糞・尿などの排泄物が、野菜の栽培に対して、どのように役立っているのかを直観的に体感できる仕組みとなっている。

ベトナム・ハノイ「現代建築xアクアポニクス」子供たちへの体験型学習を推進
施設の床、植物の栽培プランターはコンクリート製。木製ジャングルジムの中には、本棚や照明も備え付けられ、子供たちは読書をすることもできる。

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建物の奥側にはニワトリを飼育するケージもあり、野菜くずはエサに、排泄物は植物の栽培にも利用できる。また、ニワトリが生む卵も食べられる。

天井部にはソーラーパネルを導入することで、アクアポニクスや照明のためのエネルギーを確保。夜には照明が点灯し、都会でも融合できるようなデザインとなっている。

ベトナム・ハノイ「現代建築xアクアポニクス」子供たちへの体験型学習を推進
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