食品機械のサタケ、中国の政府系・農産品加工研究所と技術提携。穀物の栄養付加などの研究へ

 サタケは1月17日、中国農業科学院農産品加工研究所と、穀物加工分野における技術交流を主目的とする包括技術提携に関する基本契約を締結した。

食品機械のサタケ、中国の政府系・農産品加工研究所と技術提携。穀物の栄養付加などの研究へ
中国農業農村部は日本の農林水産省に相当し、直属する中国農業科学院農産品加工研究所は、国家レベルで農業分野の穀物研究を行う唯一の機関です。

農産品加工研は、初の日本民間企業との提携になりました。中国農業農村部は農作物全般の栽培から加工までを管轄しており、サタケは中国の雑穀・豆類等の新規市場でのノウハウ収得と技術の向上を図ります。

この提携を具体化する最初のプロジェクトとして、雑穀・豆類のGABA(ガンマアミノ酪酸)の向上技術、米粉製粉技術の研究を行う。

サタケは1994年に北京駐在員事務所を開設。1997年に機械生産工場「佐竹機械(蘇州)有限公司」設立し、本格的に中国市場で事業を展開しています。

また2007年9月の国家糧食局(現・国家糧食和物資儲備局)との包括技術提携契約を皮切りに、2018年には吉林省農業科学院と提携契約締結など、中国の公的機関と継続して共同研究を行っています。