三井物産株式会社と石原産業株式会社は、ブラジルの農薬製造販売会社Ouro Fino(OF社)の株式を合わせて25%取得することで合意し、株式購入契約を締結した。出資比率は三井物産20%、石原産業5%となっている。
ブラジルは現在、世界の約1/5を占める最大の農薬市場です。また、新興国をはじめ世界の食糧需要が増加することを背景に、ブラジルの農業生産や農薬・肥料などの農業関連資材市場は、さらなる拡大が見込まれています。
こうした中、OF社は2010年の創業以降、ブラジルの気候条件に最適な農薬製剤の開発および販売事業を展開してきました。市場ニーズをいち早く掴み、それを製品開発に繋げる高い専門性を強みに、成長するブラジル市場で着実にビジネスを拡大しています。
三井物産の農薬事業では、当社100%子会社Mitsui AgriScience International(MASI)Europe(本社:ベルギー)を通じ、欧州にて強固な販売プラットフォームを構築しており、また米国でも微生物農薬製造・販売会社セルティスUSAの運営を通じて、世界の安定的な食糧供給に寄与してきました。
OF社への出資参画後は、ブラジルの農薬製造販売事業に本格参入することで、販売プラットフォーム基盤強化・収益拡大を図るとともに、さらなる業容拡大の機会を追求し、地場農家の発展に貢献していきます。
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