植物工場のスプレッド、野菜価格高騰をうけてミニ商品の生産拡大

 完全人工光型植物工場を運営するスプレッドでは露地野菜の価格高騰を受け、ミニ植物工場野菜「ベジタスミニ」を本格販売する。

商品はフリルレタスとプリーツレタスの2種類で、1商品は60~70gほど。3月から試験的に出荷を始めたところ、売れ行き好調で通常販売に切り替えたという。

※ 2018年1月現在、同社では小売店舗にてミニサイズの商品販売は行っておりません。

野菜価格高騰からスプレッドによるミニ野菜商品の生産拡大スプレッド社による通常サイズ「ベジタス」ブランド商品の販売の様子

平成22年2月から3月の低温、日照不足等の天候不順により、農作物の生育が停滞し供給量が減少、卸売価格の高騰から農水省が主要野菜の小売価格について緊急調査を実施している。

以下の表は、全国の小売店舗での調査結果だが、レタスやキャベツ等の価格高騰から、工場生産で価格が安定しているモヤシ・キノコを購入する消費者と、植物工場レタス(太陽光・人工光)を選択する消費者の2パターンに分かれる傾向があるようだ。

野菜価格高騰からスプレッドによるミニ野菜商品の生産拡大