イーソル、耐環境型IoT環境モニタリングシステムに高精度防水温度センサを追加

 イーソル株式会社は、イーソルの耐環境型IoT環境モニタリングシステム「eSOL AGRInk Server」シリーズのオプションセンサとして、高精度防水温度センサの提供を開始した。
水槽や水分を多く含む物体などの高精度な温度計測とデータの“見える化”を可能にすることができる。

イーソル、スマートアグリ市場向けIoT環境センシングソリューションに高精度防水温度センサを追加
「植物工場・スマートアグリ展2017」(開催日:2017年6月7日~9日 会場:東京ビッグサイト)のイーソルブース(ブースNo.P-07)にて、eSOL AGRInk Serverに高精度防水温度センサなどの各種センサおよび外部機器を接続し、環境データのモニタリングを実演するデモを展示します。

 eSOL AGRInk Serverは、農業生産現場のさまざまな環境データを計測する装置と、計測データを閲覧するアプリケーションで構成されるIoT環境モニタリングシステムです。

本体に標準で内蔵されている温度、湿度、照度測定センサに加え、二酸化炭素濃度、pH/EC、土壌水分などを測定する多彩な無線/有線センサを取り付けることができます。

水や埃、高温など屋内外の過酷な環境下での使用を想定した防水・防塵設計です。ソーラーパネルを取り付けられるため、電源を引くことのできない屋外でも利用できます。

計測データはインターネット接続ができる環境下であれば、専用アプリケーションを通してどこからでも閲覧できます。
1つのアプリケーションで複数の本体の一元管理が可能です。センサの異常値を設定することで、警報メールの発信や、接続した外部機器の簡易制御を実現できます。


 本製品はシリコン樹脂でモールド加工を施した耐環境型高精度防水温度センサです。分解能0.0078℃、精度±0.25℃、NIST標準と同等性能のトップレベルの性能を持つ半導体センサを採用し、高精度な温度データを計測できます。

調整や温度校正が不要で、購入後すぐに運用を開始できます。屋外のピンポイントの地温・水温を計測できるため、露地で栽培する農作物、温度変化に敏感な農作物の生産環境モニタリングに適しています。

通信方式はI2C(Inter-Integrated Circuit)が採用されており、eSOL AGRInk Serverシリーズ以外の製品にも利用できます。本製品はamazon.co.jpからも購入できます: https://www.amazon.co.jp/dp/B06XRVPZM5/


■高精度防水温度センサ 仕様
・精度:±0.20℃ -10~+85℃(3.0V) / ±0.25℃ -20~+105℃(2.7V~3.3V)
・A/Dコンバータ分解能:0.0078℃(16ビット)
・使用範囲:-10℃~+90℃
・防水・防塵性能:IP68相当
・動作電圧:2.7V~5.5V
・サイズ:センサ長 約130mm/直径13mm(円筒形)/ケーブル長3.0m
・通信方式:I2C方式(アドレス2タイプ)

▽ eSOL AGRInk Server詳細:http://www.esol.co.jp/logistics/agrink_server.html
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/