矢野経済研究所では、省力化・高品質生産を実現する農業ICT・精密農業について「2015年版 期待高まるスマート農業の現状と将来展望」に関するレポートを発行した。
本調査レポートでは、植物工場や施設園芸分野でも普及拡大している栽培支援ソリューション(農業クラウド・複合環境制御装置・畜産向け生産支援ソリューション)、販売支援~経営支援ソリューション、精密農機(GPS・GIS)などの参入メーカーの現状の取組みと今後の方向性と、ユーザー(農業法人<50社>・JA<50団体>)の農業ICT利用意向を調査した。
2013年度のスマート農業国内市場規模は66億1400万円。栽培支援ソリューション(農業クラウド、複合環境制御装置、畜産向け生産支援)が全体で32億1300万円と市場を牽引している。
また2020年度の予測では、国内市場規模は308億4900万円まで拡大し、産官学における農業機械作業データの標準化・データ情報の共有化の実現により、更なる市場拡大が期待されているという。
■ 情報・グラフは「スマート農業に関する調査結果2015」プレスリリースより http://www.yano.co.jp/press/press.php/001381