六次化ファンドによる投資、福島県にて植物工場による苗生産施設の整備へ

 施設園芸や完全人工光型植物工場にて苗生産を行うベルグアースでは、JA全農との共同出資する6次産業化事業体「ベルグ福島株式会社」に対して、農林漁業成長産業化支援機構などと共同で設立した6次産業化支援ファンドによる投資を受ける。

出資額は1億2500万円の資本と、東北農林水産業応援ローン2億円の借入金を調達する。その他、JA全農も2500万円の出資を予定する。これらの資金や融資を活用し、完全人工光型植物工場による育苗施設やハウス施設を建設し、11月の野菜苗の生産開始を目指す。

概要
・閉鎖型育苗施設や育苗用大型ハウス等を建設し、ワクチン接種・接ぎ木技術を用いて、連作障害・病害虫対策効果のある野菜苗を生産し、野菜生産農家へ供給する。

・福島県を拠点に東日本に野菜苗を供給することにより、野菜生産農家の生産性及び所得の向上に貢献。東日本の農業の活性化を後押しするとともに、東日本大震災からの復興に取り組む福島県川俣町で野菜苗を生産することで、県内に約100名の雇用創出を計画する等、被災地の復興支援及び地域活性化を図る。

企業概要
社  名 ベルグ福島株式会社
所 在 地 福島県伊達郡川俣町
設  立 平成26年3月
事業内容 ワクチン接種・接ぎ木技術を活用した野菜苗の生産・販売