セブン&アイ・ホールディングスでは、化学メーカーの株式会社クラレ、東京農業大学、東北大学等と連携し、店舗から出る食品残渣の液体肥料化、液体肥料の野菜栽培への活用等、新たな食品リサイクルループの実現に向けた研究をスタートさせる。
自社グループではこれまで、適正な品揃え(発注)を支える高度な情報システムの開発や、安全性と美味しさを兼ね備えた長鮮度商品の開発等、食品残渣を減らす様々な取り組みを続けてきた。
また、売上高に占める食品の比率が約6割と高いことから、重要テーマとして「食品リサイクル率の向上」を掲げ、食品残渣の飼料化・堆肥化、環境循環型農業「セブンファーム」の取り組みを推進している。
計画では、2015年2月より、セブン−イレブン数十店舗にクラレ等と開発したオリジナル仕様の小型生ごみ処理機を設置。食品残渣の液体(分解液)化の運用検証を進めていく。同時に、東北大学との連携により、分解液の液体肥料化、その活用に関する研究も開始していく。