JR西日本と米卸最大手の神明ホールディングは10月21日、業務提携したと発表した。日本の農産物輸出が活発化する中、農家に対して、野菜やコメの国際認証規格の取得支援や、作付けの提案などを行う。
1.業務提携の概要
JR西日本グループは、今年4月に株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントに資本参加し、西日本エリアの地域農業の発展に向け、生産者の経済性および競争力の向上に資する、生産者に対する国際認証規格グローバルGAPの取得支援とそれらの農産物の流通ルートへの提供を行うファームアライアンスの事業の普及に取り組んでおります。
神明グループは国内最大手の米卸であり、「私たちはお米を通じて、素晴らしい日本の水田、文化を守り、おいしさと幸せを創造して、人々の明るい食生活に貢献します。」の企業理念のもと、米穀事業に加え、外食・無菌包装米飯・アグリビジネスなどの国内での事業のみに留まらず、米国・中国・香港の海外子会社を通じた製品の販売など、食に関わる多彩なビジネスを展開し、日本の農業の活性化を目指しております。
2.業務提携の内容
(1)JR西日本グループおよび神明グループ相互のネットワークを活用しながら、地域に共同で働きかけを行い、地域農業の再生と活性化を図ります。
(2)地域自治体とも協力体制をとり、コメおよび青果の生産者と連携し、JR西日本グループおよび神明グループ相互の農業分野での事業拡大を図ります。