キーストーンテクノロジー、植物工場野菜の輸送時に小型EVシェアを利用

 LED植物工場システムの開発・製造・販売などを行う株式会社キーストーンテクノロジーは、横浜市内にあるLED菜園で生産された野菜輸送に超小型電気自動車「チョイモビ・ヨコハマ」の利用を開始した。

「チョイモビ・ヨコハマ」は横浜市と日産自動車株式会社が、国土交通省「超小型モビリティ導入促進」事業の支援を受け協同で実施する、国内初となる超小型モビリティを活用した大規模カーシェアリングの実証実験。2人乗りEVの利用料は、1分20円で、横浜駅やみなとみらい21(MM21)地区を中心に、手軽な移動手段として利用されている。

キーストーンテクノロジー、植物工場野菜の輸送時に小型EVシェアを利用

同社では、自社開発のLED菜園「アグリ王」(完全人工光型植物工場)による野菜の生産を横浜市内2ヵ所の施設で行い、収穫された野菜は「横浜・馬車道 ハイカラ野菜」として、近隣の飲食店やマルシェに販売されている。

 今後は、横浜都市部の植物工場から近隣飲食店への野菜配達に「チョイモビ・ヨコハマ」を活用することで野菜輸送時のCO2排出ゼロ “食のスマートシティ化”を目指す。今回の取り組みにより、LED光源を採用した植物工場にて、環境負荷を軽減した野菜の生産を消費地である都市部で行い、流通過程でもCO2排出ゼロを目指す新たな事業モデルの確立が期待される。