砂栽培技術の普及のため社団法人組織を設立。障害者や高齢者の福祉型農業に貢献

信州大繊維学部・特任教授の谷口彬雄 氏が、植物工場の一種で砂と液体肥料を使う「砂栽培」を普及させるため、社団法人「日本砂栽培協会」を設立した。砂栽培は手間がかからず連作障害もないとし、施設などで障害者や高齢者にも栽培してもらう狙いがある。


砂栽培は、植物工場や簡易的な温室ハウスに導入した栽培ベッド内に砂を敷き詰めて野菜などを植え、水と液体肥料を自動的に与えて育てる仕組みで、年間10回の栽培も可能という。苗床の位置を高くすれば座ったまま作業できる。谷口氏は「水と液体肥料で育てる一般的な植物工場より、砂栽培は作物がしっかり根付くため育ちやすい」と説明する。


砂栽培農業ビジネスを手掛け、温室ハウス内にてチンゲンサイなどを作っているグリーンファーム内に協会事務局を置き、谷口氏が会長に就いた。講演会や教室の開催、教本発行を予定しており、砂栽培技術を活用することで「地元の特産品を復活させ、障害者や高齢者の福祉にも役立たせたい」と話している。(参考記事:2013年7月23日 信濃毎日新聞より)