AIを活用した自動収穫ロボットの開発を行うAGRIST株式会社は、株式会社ASOと共に、コンソーシアムを構成し、大分県で農作物の自動収穫ロボット開発運用における実証実験への取り組み開始を目指す。
本プロジェクトは、大分県先端技術挑戦室より「大分県IoT推進ラボ認定プロジェクト」に認定された。
全国の自治体と連携し、アグリテックの社会実装を目指す
アグリストは、農業課題を解決する社会的企業として、農業の人手不足を解消するため収穫ロボットを農家と共同開発してきました。農業の現場で本当に使えるロボットを提供するためには、導入する各地域における特性を理解し、ロボットを改良し続けることが重要であると考えています。
まずは、本社と開発拠点を置く宮崎県内で試験稼働を行うことで、しっかりと現場で必要とされるロボットの品質と精度を追求し続けます。加えて、宮崎県とは異なる環境においても稼働できるよう、他の都道府県でも実証実験の開始を目指します。
関連プレスリリース:「つくば市未来共創プロジェクト」に採択
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000050444.html
この度、大分県内で起業支援・シェアオフィス運営などを行うASOと共にコンソーシアムを構成し、大分県内の企業が参画するIoT等のプロジェクトや製品サービスを認定することにより、IoT等の活用に積極的に挑戦する元気な地元企業を応援する「大分県IoT推進ラボ認定プロジェクト」に参画します。
【事業概要】
「農作物の⾃動収穫ロボット開発運⽤における実証実験」
本プロジェクトでは、農業の高齢化や担い手不足に伴う人手不足という課題を解決するため、AIを活用した農産物の自動収穫ロボットを開発し、農家にレンタルをします。そして、これまでのきつい・儲からない農業から、楽しい・儲かる農業へ変え、地域の産業振興と次世代の育成に繋げます。
<スマート農業の実践によって目指す成果>
「反収を最⼤化できない・規模を拡⼤できない・儲からない」という農業の現状を変えるため、人手不足という問題を解決し、作業の省力化・効率化、病気の早期発見を実現し、農家と共に持続可能な農業を目指します。
<取り組む開始を目指す具体的な内容>
・地域の栽培環境に適したピーマン収穫ロボットの開発運⽤テスト
・AIによる病気発⽣の予測と収量最適化(データ蓄積と分析予測)
・収穫ロボットと人が協働するのに最適な栽培環境の構築検証
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