株式会社エネルギア・コミュニケーションズ(エネコム)は、とびしま柑橘倶楽部と連携し、傾斜地におけるレモン栽培の「見える化」のためIoTを活用した実証実験を開始する。
昨今のレモンブームにより全国的にレモン消費が拡大していますが、レモン生産者の高齢化等により、国内の安心安全なレモンの安定的な生産が難しい状況となっています。
また、広島県はレモン生産量が日本一ですが、その生産の中心は島しょ部で傾斜地でも多く栽培されています。
こうした中、とびしま柑橘倶楽部では、大崎下島を含むとびしま地区のレモン生産者と一体となって、レモンの生産・流通や6次産業化などによる農業経営の安定化を目指しています。
エネコムは、とびしま柑橘倶楽部と連携し、これまで取り組んできたICTの知見や経験を活かし傾斜地レモン栽培において「レモン栽培環境・プロセスの見える化」による労働生産性向上や、レモンの高品質化につながる「生産者ノウハウ(匠の技)の継承」を支える仕組みづくりに関して、各種センサやLPWAネットワークなど「IoT」の有効性について実証実験を行います。
◆検証概要
・期間:平成30年7月~平成31年3月末(予定)
・場所:広島県呉市豊町(大崎下島)
・内容:傾斜地レモン栽培とIoTシステム連携による実証実験
・各社の役割
○とびしま柑橘倶楽部
実証圃場の提供,レモン栽培ノウハウの提供
○エネコム
各種センサ(温湿度,土壌など)、LPWAネットワーク,アプリケーションなどIoT環境の提供
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現