農薬世界大手のシンジェンタ社は、世界各地の自社の農薬の使用状況などのデータを無償で公開すると発表した。データ公開については、英政府が設立した非営利組織であるOpen Data Institute(ODI)が全面に協力しており、データの標準化や作物レベルのデータに関する共通語彙開発を支援する。
シンジェンタは自社製品を供給する、欧州、アフリカ、北米、アジアなど41カ国、3600の農家から収集した作物レベルの詳細なデータを自由に利用できるような形で公開する。農業関係のデータ公開はこれまでも公的機関からは活発に行われてきたが、民間企業が作物に関する詳細レベルのデータ公開にまで踏み切ったのはシンジェンタ社が初となる。
詳細:同社によるプレスリリースより http://www.syngenta.com/global/corporate/en/news-center/news-releases/Pages/150423.aspx
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