リサーチステーション合同会社は「機械化灌漑システムの世界市場:2019年市場予測とグローバルトレンド」に関する調査レポートを発行した。
機械化灌漑システム(mechanized irrigation systems)の世界市場は2014年以後、年平均15.3%成長を続け、2019年には48億4000万ドルの市場規模に達すると予測されます。
高い費用対効果、技術的進化、世界的な人口増加および食料需要増加は、同市場の主要な促進要因となっています。気候変動、水不足への懸念や、作物収穫の最適化への取り組みなどを背景に、同世界市場は直近5年間でかつてない成長率で拡大を遂げています。
地域的には、特に北米とアジア太平洋での高成長が見られます。同市場は、小規模企業も含め多数参入型の高競合市場となっているものの、Valmont Industries(U.S.)とLindsay Corporation(U.S.)の大手2社で市場シェアの50%近くを占めると推計されます。
セグメント別の市場予測では、大規模な灌漑システムの代表例としてセンターピボットの他、ソリッドセット、マイクロ灌漑システムなどが含まれる。また用途別では、農作物、育苗、芝生・庭園に分類され、ジャイン・イリゲーションやネタフィムなど、灌漑システム開発の代表的なメーカーの企業動向なども調査を行っている。
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