十和田技研では、赤色と青色LED照明を利用したミニ植物工場キット「お部屋で菜園シリーズ」を開発・発売する。同社の製品は、1994年に世界で初めて、赤と青のLEDを使った植物栽培に成功した香川大学大学院の岡本研正教授の監修を得て製品化したもの。
1,500個のLEDを使用した「RY-100型」(横幅87cm × 奥行き45cm × 高さ100~150cm/可変式)の価格は21万円前後。
LEDは低消費電力という利点もあり、1,500個のLEDを使用したタイプでも、24時間使用した電気代は、月額1,500円ほど、という。
本商品は、栽培品目によっては、LEDを24時間連続照射して栽培することも可能であり、小松菜なら種を植えてから30日程度で収穫できる。
同社によると、赤色LEDは植物の光合成を活発にして発芽や茎の成長を促し、青色LEDは葉や茎を光の方向に向ける働きがあるという。
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