帝国データバンクがまとめた農業法人調査で、2012年度に増収を確保した企業は34.6%であった。09年に農地法が改正され、企業の農業参入が急増するなど約3年間で1000社以上が参入したが、軌道に乗った企業が少ない状況が明らかになった。
調査は11年度と12年度の業績が判明した4798社を対象に実施。売上高「1億円未満」が2694社と、零細企業が56.1%を占めた。従業員数も「1人以上10人未満」が3055社(63.7%)と最も多く、「代表者のみ」も852社(17.8%)で約8割が従業員10人未満だった。
分類別にみると、牛や豚など「食肉用家畜生産農業」が1461社と最多。「野菜作農業」が1223社と続いた。増収企業の割合が最も高かったのは「果樹作農業」(47.2%)だった。
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