医薬や化粧品に続く新たな収益源確保のため薬膳レストランを開設・店舗併設型植物工場にて無農薬野菜も提供(ロート製薬)

ロート製薬は、おいしくて体に優しい薬膳レストランの事業を始めると発表した。健康や美容への関心が高い消費者へのブランドイメージを高め、食ビジネスを医薬品、化粧品に続く新たな収益源に育てるのが狙いだ。


場所はJR大阪駅北側の「うめきた」地区の「グランフロント大阪」内に4月26日、薬膳フレンチレストラン「旬穀旬菜(しゅんこくしゅんさい)」を開店する。自然派の創作フランス料理で有名な「オテル・ドゥ・ミクニ」(東京都新宿区)のオーナーシェフ三国清三さんがプロデュースし、地場産の低農薬野菜などをふんだんに使ったランチやディナーを提供する。


レシピには「美肌と疲労回復におすすめ」など、健康や美容に関する説明が書かれる。レストランには、料理に使うミニトマトやハーブを無農薬で作る水耕栽培農園や、フットケアやヘッドスパができるリラクゼーションサロンも併設する。


併設する水耕栽培施設は完全人工光型の植物工場となっており、従来の水耕栽培を基本としながらも、特殊なセラミックの筒内に植物の根をはる「セラミック栽培」を採用した。セラミック内では土壌栽培に最適とされる腐葉土内と同等の環境がつくれるのが特長であり、セラミック筒はハイトカルチャ社製のシステムとなっている。生産された野菜はレストランでも利用される予定である。(参考:同社によるプレスリリースなど)