社会福祉法人でも、店内に水耕・植物工場を併設したレストランを開設(石川県小松市)

社会福祉法人南陽園は来年の1月6日に石川県小松市大領町で、植物工場を店内に併設したレストランを開く予定としている。店舗内で生産、消費する「店産店消」で誘客を図り、同園が取り組む障害者の就労を進めていく計画である。店舗併設型・植物工場では、「ビストロ・ウールー(石川県)」や障害者雇用も進めている障害者福祉事業のアップルファームの野菜ビュッフェレストラン「六丁目農園(仙台市)」などの事例もある。

※ 店舗併設型の参入事例については、以下の記事をご参照下さい。
国内における店舗併設型・植物工場ビジネスの現状レポート/サブウェイ/電通/ECO CAFE/めぐみの郷など<今後1?2年は増加する見通し>
 
 
店名は「しあわせ食彩ゴッツォーネ」で、和食とイタリア料理を提供する。昨年5月に事業を停止した「レスト三湖」跡の店舗を改装して営業する。植物工場には、縦60センチ、幅90センチのパネル48枚を置く。特殊な蛍光管で光を当て、養分入りの水を与えることで、40日間で野菜を収穫できる。同園では手始めに、グリーンリーフなどのレタス類とハーブ「ルッコラ」の計5種類を栽培し、レストランで調理して提供。客は無農薬で育つ野菜を眺めながら食事を楽しむことができる。
 
 
南陽園は障害者の就労移行支援事業などに取り組んでおり、一般スタッフ十数人とともに、身体、知的障害者35人がパンなどの調理や清掃などに取り組む。現在までにも、障害者に対する多くのサポート施設を運営しており、グループ全体の従業員数は138名(2010年6月現在)にも及ぶ大きな組織である。今回の店舗併設型・植物工場ビジネスについても、南陽園の表是男専務は「店を繁盛させて障害者の就労の場を広げたい」と話している。<富山新聞より>